●衛生管理者(第一種又は第二種)とは |
常時50人以上の労働者を使用する事業場では、衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち、衛生に係わる技術的な事項を管理させることが必要です。
第一種衛生管理者免許を有する者は、すべての業種の事業場において衛生管理者となることができます。
第二種衛生管理者免許を有する者は、有害業務と関連のうすい情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。
主な職務は、労働者の健康障害を防止するための作業環境管理、作業管理及び健康管理、労働衛生教育の実施、健康の保持増進措置などです。
●実務経験が必要です。 |
大卒で1年以上、高卒で3年以上、学歴に関係なく10年以上など、労働衛生に関する一定の実務経験を必要とします。
●衛生管理者の「第一種免許」と「第二種免許」の違い |
第一種免許はすべての業種に対応できますが、第二種免許では、対応できない業種があります。第二種は危険有害業務との関連が比較的薄い業種を対象としています。
免許の種類 |
衛生管理者として就くことのできる業種 |
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第一種 |
全業種
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第二種 |
下記の業種を除く全業種 農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業(加工業を含む)、電気業、ガス業、水道業、熱供給業、運送業、自動車整備業、機械修理業、医療業、清掃業 |
●試験日程・詳細データ |
受験資格 |
次のうちいずれか一つに該当すれば、受験できます。 ● 大学または高等専門学校(短大を含む)の卒業者:労働衛生の実務経験1年 ● 高等学校の卒業者:労働衛生の実務経験3年 ● 中学校の卒業者:労働衛生の実務経験10年 など これ以外の受験資格の詳細は、(財)安全衛生技術試験協会の試験情報ページをご覧ください。
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試験時期 |
各地域の安全衛生技術センター(全国7ブロックに分けられている)にて、毎月1~3回程度行なわれます。(実施日は各地域により異なる) |
試験科目 |
■第一種 ・労働衛生17問 ・関係法令17問 ・労働生理10問 (計44問) ■第二種 ・労働衛生10問 ・関係法令10問 ・労働生理10問 (計30問) |
受験手数料 |
6,800円 |
試験実施団体 |